障害年金を受給されている方の更新手続き・障害程度が変わったときの手続きが令和元年7月より変更されました。変更点は以下の通りです。

1. 障害状態確認届(更新用の診断書)の作成期間
従来:1ヶ月 → 変更後:3ヶ月

2. 障害給付額改定請求書(障害の程度が変わったとき)に添付する診断書の対象期間
従来:過去1ヶ月の状態 → 変更後:過去3ヶ月の状態について

3. 20歳前の傷病による障害基礎年金の所得状況届
従来:所得状況届(ハガキ)提出 → 変更後:提出不要

4. 20歳前の傷病による障害基礎年金の障害状態確認届(更新用診断書)の提出時期
従来:全員一律で7月末(1ヶ月前に書類が届く)
→ 変更後:誕生月の末日(3ヶ月前に書類が届く)

詳しくは、日本年金機構ホームページにてご確認ください。
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2019/20190531.html

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今回の変更では、診断書の作成期間が1ヶ月から3ヶ月に延長されたというところが大きなポイントです。
これまで、1ヶ月というタイトなスケジュールで手続きを行っていたため、診断書を医師に依頼 → 医師が記入 → 診断書を受け取って提出という流れが非常に慌ただしく行われてきました。このように時間に余裕がないなか、過去1年~5年という対象期間中に、どんな大変さや生きづらさがあったか、そのエピソードを思い返し、医師に伝え、十分に診断書に反映してもらうというのは実際には難しいことと思われます。
昨年、障害年金の支給停止問題が大きく取り上げられましたが、支給停止や減額の一因として、このような「診断書の内容の薄さ、不十分さ」があったと言われています。今回の変更によって、障害状態確認届(いわゆる更新通知)が届いてから、3ヶ月後までに書類を提出すれば良いということになりました。受給されているご本人やご家族、支援者の方々には、是非この伸びた期間を有効に使っていただきたいと思います。1年365日のアップダウンの中で、いつ頃どんなエピソードがあったか、毎日ではなくとも「これは」と思ったときにはメモや日記に残しておくと良いかもしれません。自宅や職場、社会の様々な場面でどのような困難に遭遇したかというリアルな情報は、障害年金手続きに限らず、今後の生活支援を検討する際にも大きく役立つものですので、このことを多くの方にお考えいただき、ご協力をお願いしたいと思います。

医療相談室
精神保健福祉士 市田恵子